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“株式会社ケイアイ”の事例

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直行直帰による営業効率化が、若手人材の働きやすさと給与増に

会社概要

本社所在地
〒192-0054 東京都八王子市小門町85番2号
代表取締役社長
北島 伸高
従業員数
22名(2018年3月現在)
事業内容
車椅子のオーダーメイド設計・製造・カスタマイズ、メンテナンス、モールドクッションの製造、オリジナルパーツの製造

「効率化による給与増」という共通意識

1936年創業の当社は車椅子のオーダーメイド設計・製造、カスタマイズ、メンテナンス、オリジナルパーツの製造等を行い、車椅子業界では最も長い歴史があります。車椅子をお求めになるお客様には、お年寄りや障害を抱える方が多く、店舗やウェブ上で購入というよりは、こちらから営業が出向いて購入いただくことがほとんどです。一人が訪問できる件数は限られているため、営業職の効率化は大きな命題となっていました。また、年齢層の二極化が進んでおり、若手が経験を積んでも、30代をすぎた頃に会社を離れてしまう人が多いことも悩みの種でした。知識や経験がある人ほど活躍できる現場ですから、経営側の努力で、それをなんとか変えたかったことがテレワーク導入のきっかけです。「給与をアップさせる」という単純明快な目標を社員全員で共有し、新しい働き方に取り組んでいます。

スピード化とクレーム防止にも効果

外回りの営業15名にはスマートフォンとパソコンを貸与し、週1回の出社をルールとして、直行直帰が主となっています。申し送り事項はチャットツールで共有し、クラウド型勤怠管理システムにより、スマートフォン操作で始業時と終業時にGPSによる位置情報と時間が記録されます。1日の各自の予定はオンライン上の共有カレンダーで把握し合っています。社外にいても資料がすぐに取り出せるよう、書類の電子化も行いました。電子化により書類保管用の棚の数が減り、フリースペースにしました。また、過去の注文データや図面等をお客様の前ですぐに提示できることで、商談のスピード化だけでなくミスやクレームの防止にも繋がりました。同じタイミングで1時間単位で取得できる有給休暇制度も導入。共働きの社員が多いので、子供の通院等で多くの社員が利用しています。導入前から比較して売り上げが倍増したことに加えて、ゆとりができた分、倉庫の掃除をする等、数値化されない効果も社内に表れています。

移動中の隙間時間で報告書を作成する社員
応対結果を直ぐにモバイルプリンターで出力

ADVICE アドバイス

社員全員とテレワーク導入の目的を共有することで、前向きに取り組むことができます。若手が定年になるまで安心して働ける環境作りを考えたら、テレワーク導入は不可避ではないでしょうか。

代表取締役社長

北島 伸高 様